脂肪が燃えるメカニズム Vol. 6

脂肪が燃えるメカニズム Vol. 6

ダイエットをはじめたというだけで、もう心理的にプレッシャーがかかり、食べ物を口にしたくなるものです。特に食べたくなるのが米やパスタ、パンなどの炭水化物系。我慢に我慢を重ね、ついには爆発して食べまくり・・なんてことも良くあるものです。
炭水化物対策としては、前回ご紹介したように「吸収させない」という方法もあるのですが、吸収阻害というのは必要な栄養も吸収できなくなってしまうことがあるため、できれば使いすぎないようにしたいもの。そこで、炭水化物をもっと上手に利用する方法を紹介しましょう。

●炭水化物を体脂肪ではなく、筋肉に持って行く!
 口から食べ物を入れると、それは胃や腸で消化されて、栄養素が血液中に流れ出ていきます。そして血液中の栄養素はカラダのいろいろな細胞に運び込まれていくわけですが、この「栄養素を運び込む」役割を担うのが、「インスリン」というホルモンです。
このインスリンが筋肉細胞に働けば、栄養素は筋肉に運び込まれて行きますし、脂肪細胞に働けば、栄養素は体脂肪として溜め込まれてしまうわけです。

・まずは運動が大事!
ですからインスリンが脂肪細胞よりも筋肉細胞に優先的に働くようにしてやれば、たくさん食べてしまっても、体脂肪は増えにくくなるということです。その方法の一つが、「トレーニングすること」。運動して筋肉を動かすことにより、筋肉がインスリンを使いやすくなり、食事として摂取した炭水化物も筋肉のほうで使われるようになるのです。
特に運動した直後はこの作用が強くなっていますので、いっぱい食べたいときなどは、運動した直後に食べるようにしましょう。この場合、できるだけ運動が終わってから2時間以内に食べ終わるようにしたいところです。有酸素運動でもウェイトトレーニングでも、どちらも同じように効果を期待できます。

・青魚の脂肪を!
他に、食事やサプリメントによってもインスリンの働きを正常にしてやることができます。インスリンは正常な状態だと筋肉に最初に働き、次に肝臓、最後に脂肪細胞に働くようになります。しかし肥満や運動不足などにより、脂肪に働きやすくなってしまうのです。このような場合、インスリンの働きを正してあげることが重要となります。
特に食事で重視したいのは、イワシやサバ、サンマ、アジなどの背中が青い魚です。こういった青魚に含まれる「EPA」という脂肪の一種が、インスリンの働きを高めてくれることがわかっています。
また「SRE-BP1(ステロール調節エレメントタンパク質)」と呼ばれる脂肪合成因子があるのですが、それが多いと肝臓における脂肪の合成が高まり、インスリンの働きが悪くなります。しかし青魚の脂肪にはSRE-BP1を減らす働きがあるため、インスリンの働きを改善してくれるのです。
なお青魚の脂肪にはPPAR-αという転写因子を活性化させて脂肪燃焼を促進するという働きもあります。
さて、普段から青魚をふんだんに食べる食生活なら問題はないのですが、現代の日本人の食卓には、あまり魚が使われることがないようです。また最近では魚には放射性物質の心配もありますし、水銀や鉛などの汚染物質のリスクもゼロとは言えません。できれば安全な海域にいる魚から抽出された魚油のサプリメントを利用したいところです。

参考サプリ
https://www.reallife.co.jp/products/detail.php?product_id=294
Life Extension社の「Super Omega-3 with Sesame Lignans」。高品質の魚油に加え、ゴマに含まれる抗酸化成分のセサミリグナンを配合。


山本 義徳

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