サプリメントつれづれ日記 第二十六段

サプリメントつれづれ日記 第二十六段

風も吹きあへず移ろふ人の心の花に、馴れにし年月をおもへば、あはれと聞きし言の葉ごとに忘れぬものから、我が世の外になり行くならひこそ、亡き人の別れよりも勝りて悲しきものなれ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

デート中にプロテインをシャカシャカ溶かして飲めるようになれば、ボディビルダーとして一人前である。それで退いてしまうような女子とは、付き合わなくて良し!
これまで筆者はこんなことを何度も言ってきたものです。最近はだいぶ丸くなりましたが、それでもやはり「成功するためには、それなりの犠牲が必要である」という考え方は変わりません。ディズニーランドでシャカってスタッフに怒られた経験は、とても懐かしいものです。

今ではプロテインの入ったRTDやバー、ゼリーなどの軟弱な製品が巷にあふれ、仕事中の栄養補給も困難ではなくなっています。サラダチキンなどの高タンパク食品やローカーボのスイーツもあり、しかも低価格。本当に便利な時代となってくれました。

しかし便利ないっぽう、プロテインの配合された製品は賞味期限を長くするため、高温で加熱殺菌されていることが多いものです。ロングライフ牛乳などは普通の牛乳よりもずっと賞味期限が長いのですが、それは130~150度の超高温で加熱しているからです。
ホエイのメリットである免疫グロブリンはもっと低温で破壊され、130~150度ともなるとカルボニル化や糖化も起こります。まぁタンパク質を摂取するというだけなら問題ないので、そんなに気にすることもありませんが。

多くの場合において、一度便利になってしまうと、もう元には戻れません。しかし食事・栄養の分野では少々の手間をかけても「良いもの」を選ぶ人が多いものです。便利なサプリメントといえばマルチビタミンですが、一つの錠剤に必要なものをすべて詰め込むのは無理な話で、どこかで妥協せざるを得ません。
そのためできるならマルチビタミンは保険的に摂取しておき、それとは別に単体でそれぞれのビタミンを必要な量だけ摂取するのが、結局はベストとなります。

食事の代わりになるMRPも便利ですが、カーボとプロテインの比率や必須脂肪酸、繊維、ビタミンやミネラルの量などを考えると、全部をひとまとめにして完璧な製品をつくるのは不可能に決まっています。

妥協して便利さを取るか、それとも手間とコストをかけてそれぞれ単体で摂取するか。筆者は多くのクライアントを指導してきていますが、ほとんどの方は後者を選びます。「あれが良い、これも良い」と話していると最終的に膨大なリストができてしまうのですが、それを苦にすることもなく、結局は最短距離で目標に到達します。
少しの犠牲を払うことによって、大きな獲物を手に入れることができるということを、彼らは知っているのです。少しの犠牲も払おうとしない人たちは、結局何も手に入れることができず、時間ばかりが過ぎ去っていきます。

最近の若い男子は恋愛をしないそうです。お金がないからというのは言い訳であって、本当は「傷つきたくないから」なんでしょう。また「損をするのがキライ」なんだそうで、すべてをメリットデメリットで考えてしまうようです。
親が過保護なせいか、子供の頃に損をしたり傷ついたりしたことのないせいで、「損して得を取る」ということを身を持って学んでないのでしょう。

損得は、もっと長いスパンで考えましょう。若いうちは貧乏でもいいし、どんどん自分に投資していくべきです。そしていつしかそれは、遥かに大きくなって自分に返ってきてくれるものです。筆者は強くそれを実感しています。


山本 義徳

Page Topへ