サプリメントつれづれ日記 第四十五段


良覺僧正と聞えしは極めて腹惡しき人なりけり。
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怒りっぽい人というのは自分に自信がないのだそうです。劣等感が強いために相手を見下し、自分より下に置きたがるのです。また不安が大きく、その感情を怒りに置き換えているのだとも言われます。心理学では「防衛機制」と呼ばれます。

イライラしている人に「カルシウムが足りないよ」と言って余計に激昂させるシーンはよくありますが、意外に多いのが鉄不足です。セロトニンやドーパミンなどを作るときに鉄が必要となるため、これの不足によって鬱やパニック症状、イライラなどを引き起こすことが多いようです。
またカルシウムよりも、むしろマグネシウム不足のほうがイライラは募ります。これについては筆者の文章の読者でしたら、肉離れとマグネシウムの関係などからも容易に想像はつくことでしょう。

甘いものを良く食べる人も、イライラすることがあります。これは単に低血糖を起こしているだけの場合もありますが、ビタミンB1の不足によって脚気のようになっている可能性があります。糖質の代謝にビタミンB1が使われるため、糖質の過剰摂取によってビタミンB1が不足するのです。
脚気は神経や筋肉への障害が起こりますが、これが脳にダメージを与えるとウェルニッケ脳症からコルサコフ症候群というものを引き起こし、この症状がまさにイライラとか他人の足を引っ張るとか、記憶力が低下するとかいうものなのです。

またビタミンB6やナイアシンが不足すると、セロトニンが作られにくくなります。さらにBCAAを多く飲んでいる人だと、この症状が悪化する可能性もあります。理由はわかりますね?
特に最近ではロイシンを過剰に摂取する人が多く、それはトリプトファンの代謝を阻害する可能性があるため、セロトニンが減ってしまう危険性が大いに考えられます。

こう見てくると、ビタミン(特にB群)やミネラルを不足しないように摂取することで、怒りっぽい人も、もしかしたら性格が丸くなってくるかもしれないと期待できます。
筆者は良く周りから温厚だと言われますが、それは栄養が足りているからでもあるのでしょう。

なお筆者はダイエットや健康への効果を期待して緑茶を飲むことを推奨していますが、怒りっぽい人は注意が必要です。アドレナリンやノルアドレナリンを分解するCOMTという酵素がありますが、緑茶に含まれるEGCGはCOMTの働きを阻害するのです。
そのため消費カロリー増加には良いのですが、怒りっぽさは持続してしまうかもしれません。


山本 義徳

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