サプリメントつれづれ日記 第五十一段

萬にその道を知れるものは、やんごとなきものなり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
YouTubeなどでトレーニング関連動画が大量に見られたり、トレーニング関係のサイトが数多く立ち上げられたりしている現在、情報に事欠くことはありません。

しかし、トレーナーの友人がこんな発言をしていました。「デカくなりたければ、YouTubeは観るな」。なぜかというと、閲覧数をあげようとして変わったエクササイズばかり紹介しているため、YouTubeにあるトレーニングばかりやっていると、基本がおろそかになってしまうということです。

実はトレーナー界にも同じような現象は起こっていて、ちょっと目先の変わったことをやってジムで目立ち、顧客を得ようとするトレーナーや、一般的な常識の逆を張って「プロテインなんか飲まなくても良い」などと言ってコメントをもらおうとするトレーナーが徐々に増えてきているように思えます。

これは仕方のない面もあって、基本に忠実なだけのトレーナーでは、他との差別化が図れないため、喰っていけないのです。そこで最近になってトレーナー相手のマーケティング商法が目立つようにもなりました。
しかしどんなにマーケティングが上手くても、他の職業と同様、結果が出なければ干されます。「あの人、あのトレーナーについて1年経つけど、ぜんぜん身体が変わらないね」と噂されるようになってはおしまいです。

となると、トレーナーの仕事の一部としては「クライアントが目先の変わったものに惑わされないよう、基本の重要性を教え込む」ことも必要になってきそうです。

他のスポーツだと基本だけやるのはつまらないものですが、幸いにウェイトトレーニングの場合、基本だけやっていても、いや基本だけやっているからこそ、十分に伸びが感じられます。使用重量や身体がみるみる変化していく楽しみは、他のスポーツでは味わえません。

プロテインの話が出ましたが、筆者の古くからの主張として、サプリメントの基本はプロテインよりもマルチビタミンだと考えます。タンパク必要量は食事から普通に摂取する量のせいぜい2~3倍ですが、ビタミン類は食事で摂取できる量の数十倍~数百倍が必要になることがあるからです。
ビタミンに関する研究はネガティブなものばかりが取り上げられることが多く、本当に必要な量を摂取させた信頼のできる研究はOrthomolecular.orgなどでしか読むことができません。そのため、一部の医師は強硬にビタミン摂取に反対することがあります。

しかしSNSが発達し、また個人輸入が手軽になってきたことから、実際にメガビタミンを行って良好な結果を得たというフィードバックが数多く寄せられるようになり、誰も頭の固い医師の言うことを信じなくなってきています。三石巌氏の願っていた、健康自主管理時代の幕開けといったところでしょうか。


山本 義徳

Page Topへ