お茶とココアとコーヒーと

お茶とココアとコーヒーと

体脂肪を減らしてくれる特定保健用食品のCMがTVでも目立つようになりました。有名なところでは、「ヘル○ア緑茶」あたりでしょうか。しかしこのお茶の有効成分はカテキン。1本(350ml)あたりに540mgのカテキンを含みます。

さて、普通の緑茶に含まれるカテキンは、100mlあたり約80~100mg。350mlだとしたら、280mg~350mgです。
つまり普通のお茶を倍だけ飲めば、ヘル○ア緑茶と同等以上のカテキンが摂取できるのです。しかも番茶(安いですよ)には、実はかなり多くのカテキンが含まれます。高いものを買うより、安い番茶を濃い目に煮出すだけで、それなりの効果は期待できるはずです。

ちなみに「ヘル○ア コーヒー」と言う製品もあります。クロロゲン酸が270mg含まれるのがウリのようですが、実は普通のコーヒーにも、多いものだと350mgのクロロゲン酸が含まれるということは、あまり知られていないようです。
コーヒーを摂取することで子宮体がんや肝臓がん、膵臓がん、大腸がんの発生確率が低下するという国立がんセンターの報告もあり、もちろんカフェインによる覚醒効果や筋出力増強作用、脂肪燃焼作用もありますから、トレーニングをしている方にはぜひコーヒーを飲むよう(できればブラックで)お勧めしたいところです。

なお健康と美容に意識の高い方には、プーアル茶もお勧めしておきましょう。2011年に中国で行われた90人のメタボ患者を対象にした研究によれば、プーアル茶抽出物を3カ月に渡って飲んだ群のほうはBMIやウェスト・ヒップ比、血糖値、コレステロール値、中性脂肪値などが明らかに改善し、さらにC反応性タンパクやTNG-α、インターロイキン6などの値が減っており、健康面での良い影響も見られたとのことです。
A randomized double-blind placebo-controlled study of Pu'er tea extract on the regulation of metabolic syndrome.
Chu SL, Fu H, Yang JX, Liu GX, Dou P, Zhang L, Tu PF, Wang XM.
Chin J Integr Med. 2011 Jul;17(7):492-8. doi: 10.1007/s11655-011-0781-4. Epub 2011 Jul 3.

また意外なことに、ココアにもこんな嬉しい効果があるのです。

Dietary cocoa ameliorates obesity-related inflammation in high fat-fed mice
http://goo.gl/fxnm9b

ココアパウダーを10週間に渡って摂取した群は、摂取しなかった群に比べて体重増加率を15.8%抑制することができたそうです。さらにインスリン抵抗性の減少や、脂肪肝の抑制効果も認められたとのこと。
加えて体内の炎症の指標であるIL-6やMCP-1が減少し、アディポネクチンのレベルも高まっていたそうです。
ココアはカロリーも少なく、調理にも応用しやすいため、ぜひ一度、食卓に採り入れてみてください。


山本義徳

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