浮腫みを減らして水太り対策を! Part 1

浮腫みを減らして水太り対策を! Part 1

あっという間に秋が過ぎ去り、肌寒い季節がやってきました。この時節、意外と問題になるのが「浮腫み」です。
暑い時季には自然と水分摂取が多くなります。汗をかくだけでなく、水を飲む量が多いことにより、体内のナトリウムが洗い流されるため、浮腫みが少なくなるのです。しかし寒くなってきて水を飲む量が減ると、汗をかきにくくなると同時に体内のナトリウムも減りにくくなり、浮腫みやすくなってしまうのです。

では、塩分を減らせば良いのでしょうか。確かにその通り、食事で塩分を控えめにすれば、浮腫みを減らすことができます。
しかしナトリウムはカラダにとって非常に重要な物質。私たちの身体には、「ナトリウムポンプ」という機構が存在しており、ナトリウムイオンを細胞外に組み出し、カリウムイオンを細胞内に採り入れる働きをしています。このポンプは体内における様々な情報を伝達する役割を担っており、生命活動にとって欠かせない機能なのです。ですからナトリウムが不足すると、数多くの障害が起こってしまいます。

最近、Nature誌に投稿された研究によれば、減塩食によって中性脂肪値やコレステロール値が増えてしまったという結果が報告されています。特に心臓の病気や糖尿病を抱えている場合、減塩食によってかえって寿命を縮めてしまう可能性があると研究者は言っています。
Effects of Low-Sodium Diet vs. High-Sodium Diet on Blood Pressure, Renin, Aldosterone, Catecholamines, Cholesterol, and Triglyceride (Cochrane Review)
Niels A. Graudal, Thorbjørn Hubeck-Graudal and Gesche Jürgens
Authors’ conclusions
Sodium reduction resulted in a 1%decrease in blood pressure in normotensives, a 3.5% decrease in hypertensives, a significant increase
in plasma renin, plasma aldosterone, plasma adrenaline and plasma noradrenaline, a 2.5% increase in cholesterol, and a 7% increase in triglyceride. In general, these effects were stable in studies lasting for 2 weeks or more.

ですから浮腫みを減らしたいからといって無理に減塩することはありません。まずは「水を多めに飲む」ように気を付けることです。寒いと自然に飲水量が減ってしまいますが、意識的に食事時やトレーニング時に水を飲むようにしましょう。

そしてナトリウムと逆の働きをする「カリウム」を摂取することです。野菜類ではキャベツやレタス、三つ葉、明日葉などの葉野菜に多く、他にタケノコやニンニク、トマト、かぼちゃなどに多く含まれます。果物ではグレープフルーツやさくらんぼ、キウイ、メロンなどがカリウムを多く含む食材です。
またサツマイモやジャガイモなどの芋類にもカリウムは多く含まれます。

むくみ対策としては、他にもビタミンやミネラル、ハーブ類で優秀なものが数々あります。次回以降に紹介していきましょう。


山本 義徳

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