脂肪が燃えるメカニズム Vol. 2

脂肪細胞から脂肪が飛び出してきたら、それをエネルギーに換えて燃やしてやらなければいけません。そうしないと、せっかく飛び出た脂肪は元の脂肪細胞に逆戻りしてしまうのです。では、脂肪をエネルギーに換えるためにはどうすればよいのでしょうか。

一般に脂肪を燃やすための運動としては、ジョギングやエアロバイクに代表される有酸素運動が取り上げられますが、これはウェイトトレーニングのような無酸素運動に比べ、脂肪細胞から脂肪が飛び出す割合が大きくなるからなのです。また、有酸素運動にはエネルギー生産工場(ミトコンドリア)を増やす働きもあるのです。

 ですから普通は「体脂肪を燃やすなら有酸素運動」と言われます。確かに一時的な脂肪燃焼だけを考えればそのとおりなのですが・・

実は無酸素運動であるウェイトトレーニングには、「普段なにもしていない状態でも脂肪を燃やす」カラダを作る効果があるのです。具体的には除脂肪体重が1kg増えると、一日に自然に消費されるカロリーが30~40kcalほど増えると言われます。
平均して一日に35kcalとしてみると、1年で12775kcal。これは体脂肪にして約1.8kgにもなります。トレーニングで筋肉を増やしていけば増えるだけで、何も運動しなくても、簡単に脂肪を減らすことができるということ。つまり、ウェイトトレーニングにはあなたの体質を「太りにくい」ものに変えることができるのです。

ですから、「ウェイトトレーニングで筋肉を増やして脂肪燃焼体質をつくり、さらに有酸素運動をやって、既にくっついている体脂肪を減らす」というのがベスト。もちろんこの両方を毎日やる必要はありません。有酸素運動は週に2~3回、特にジムに行かなくても、家の最寄り駅より一つ手前で降りて歩くようにしたり、エレベータやエスカレータを使わずに階段を使うようにしたりといった感じでも十分に効果があります。
そして無酸素運動も、やはり週に2~3回やれば十分。こちらはジムに行くことができればベストですが、家でチューブや軽いダンベルを使ってやるだけでも、効果はしっかりと得ることができます。

なお、「筋肉が増えるとムキムキになってしまうのでは…」という心配は必要ありません。オリンピックに出るような女性アスリートの身体を見ても、みんなウェイトトレーニングをガンガンやっているのにもかかわらず、意外にほっそりしていますよね? 男性と違って女性はホルモンの関係で、ムキムキになってしまうようなことはないのです。


山本 義徳

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